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【オクトー〜感情捜査官 心野朱梨〜】第2話ネタバレ感想と考察

「オクトー〜感情捜査官 心野朱梨〜」第2話は、表向きは不倫心中と見せかけて、その裏にある真相が浮かび上がる驚愕の展開が描かれました。

 

今回は、感情の色を見る能力を持つ朱梨(飯豊まりえ)が、捜査を通じて人間の複雑な感情の絡みを解き明かします。

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事件の概要:オクトー第2話あらすじ

ある日、小説家である鈴本千弦(橋本マナミ)の夫・鈴本拓人(吉岡睦雄)と、同じマンションに住む女性・吹田美琴(浦郷絵梨佳)が遺体で発見されるという事件が起こります。

 

現場は千弦たちの部屋の上階にある美琴の部屋で、美琴は刺殺され、拓人は腹に刃物を刺したまま亡くなっていました。彼のスマホには遺書のような文章が残されており、拓人が美琴を殺害した後、自殺を図ったように見えました。

千弦の感情の「喜び」とは?

事情聴取に来た朱梨と風早(浅香航大)は、千弦に夫が不倫相手と無理心中したかのような話を伝えます。しかし、朱梨は千弦の目から「喜び」の色が見えることに驚きます。なぜ夫が他の女性を殺し、共に命を絶った状況で千弦は「喜び」を感じているのか?

 

それは、単なる夫の裏切りに対する解放感ではありませんでした。千弦が見せた喜びの裏には、彼女の執筆活動を邪魔していた「騒音」からの解放という、他者には理解しがたい理由が隠されていました。

事件の真相と動機

調査を進めるうちに、拓人が実は隣人である鳴島響子(あいなぷぅ)と不倫していたことが明らかになります。隣人との不倫現場を見た千弦は、夫と愛人の双方に自分の創作活動を騒音によって邪魔されていたことを知り怒りを覚えます。

 

千弦にとって、度々友人を呼んでパーティーを開いていた騒音源である美琴と、隣室で不倫をしていた夫と不倫相手の響子は、「排除すべき存在」になってしまいます。夫の不倫よりも、自身の創作環境を守りたいという気持ちが、彼女を殺人へと駆り立てたのです。

殺害の手口と策略

千弦はまず、美琴の部屋にハシゴをかけ、一階上に住む美琴を殺害します。そして、夫を呼び出し、ハシゴがかかっていることに気づかせ、美琴の遺体を発見させた後に、夫も刺して殺害しました。

遺書は千弦が拓人のスマホを使って書き込み、彼が美琴を殺し自ら命を絶ったように偽装しました。プレゼントの袋を現場に残したのも、2人が不倫関係にあったと見せかけるための工作でした。

 

千弦は、夫の不倫には気づいていながら問い詰めることなく、静かな執筆環境を得るために、障害となる存在を排除するという決断に至ったのです。

朱梨の過去と刑事になった理由

今回のエピソードでは、朱梨の過去にも焦点が当てられました。朱梨の両親は15年前に何者かに殺され、その場に居合わせた姉・紫織(松井玲奈)も重傷を負います。事件後、朱梨は人の感情が色で見える能力を得ることになりました。

 

朱梨が刑事になった理由は、様々な感情を目の当たりにすることで、姉の失われた感情を取り戻す手がかりを見つけるためでした。

 

また、風早の調査によって、朱梨の父親は刑事であり、彼の関わった事件により命を落とした可能性が示唆されます。このことは、今後のストーリー展開に大きな影響を与えそうです。

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2話の感想と見どころ

第2話では、感情の色という能力を駆使して事件の真相を明らかにしていく朱梨の姿が描かれました。特に、千弦が見せた「喜び」の色に潜む狂気と、それが静かな部屋で執筆できることへの喜びだったという展開は、視聴者に強いインパクトを与えました。

 

千弦の演技も相まって、普通の人間には理解しがたい感情の複雑さが強く伝わってきました。事件の結末を知った後でも、彼女の行動を完全に否定しきれないという、どこか異質な感情を抱かせるキャラクターの作り込みが印象的です。

今後も、朱梨がどのように感情の色を読み解き、事件を解決していくのか。彼女の過去や、15年前の事件との関係がどのように物語に絡んでくるのか、目が離せません。

 

次回も、さらなる感情の絡み合いと驚きの展開が待っていそうです。朱梨と風早のコンビが、次にどんな事件に挑むのか、非常に楽しみです。