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ネタバレ『オクトー〜感情捜査官 心野朱梨〜』第4話のあらすじ・感想

第4話では、看護師の佐久巻麻美(徳永えり)が、入院患者の葛木花恵(松金よね子)を殺害した容疑で逮捕されます。

 

佐久巻は、これまでの殺人とは異なり、最初から犯行を認める快楽殺人者のように振る舞いますが、心野朱梨(飯豊まりえ)が彼女の目から読み取ったのは【喜び】の色でした。そして、同時に【怒り】の色も見え、麻美が本当に伝えたいことがあるのではないかと感じ始めます。

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4話あらすじ:麻美の奇妙な喜びと怒り

麻美は、「ずっと人を殺してみたかった」という言葉を繰り返し、風早(浅香航大)を苛立たせます。彼女は、相手が誰であってもよかったと主張し、遺族に対しても冷淡な態度を崩しません。しかし、朱梨はその裏に隠された別の感情があると見抜きます。

 

被害者の花恵の娘である人気料理研究家の葛木かんな(しゅはまはるみ)は、母を殺されたにもかかわらず、【悲しみ】の色を見せず、代わりに【怒り】の色が見えます。朱梨と風早は、かんなが麻美に母親の殺害を依頼したのではないかと疑い、彼女に詰め寄ります。

隠された依頼と虐待

かんなは、認知症を患った母親に料理を振る舞う健気な娘としてメディアで取り上げられ、その姿勢が称賛されていました。しかし、その裏で、母親に特定の薬を飲ませ、認知症の症状を意図的に悪化させていたことが判明します。さらに、階段から突き落とし、より介護が必要な状態に追い込むという虐待行為も行っていたのです。

 

麻美は、この事実に気づき、花恵自身から「殺してほしい」と頼まれていました。花恵は、かんなの虐待に絶望し、自らの命を絶つことを望んでいたのです。麻美は、彼女の願いを叶えるために点滴に空気を入れて殺害しました。

 

しかし、その背後には、さらに深い動機が隠されていたのです。

麻美の本当の動機

麻美の真の動機は、母親への復讐でした。麻美は幼い頃から母親の厳しい期待を受け、医者になることを強要され続けていました。

 

医大受験に失敗し続けた麻美に対し、母親は看護師になった後も、早く結婚して子供を産み、その子供を医者にするよう強制しました。自分の夢を娘に押し付ける母親に支配され続けた麻美は、精神的に追い詰められ、母親に復讐することを決意します。

 

花恵に「終わらせるほうが幸せな親子の関係もある」と言われたことで、麻美は母親に対して同じことを行うことを決心します。彼女は花恵が「娘が犯罪者だなんて、死ぬより辛い」と言った言葉を胸に、自ら犯罪者になることで母親に最大の苦痛を与えることを選んだのです。

 

麻美が【喜び】の色を見せたのは、母親が自分の行動に苦しんでいると知ったからでした。彼女は、自分を支配してきた母親に対し、最も効果的な復讐を果たしたという達成感を感じていたのです。

平安と風早の関係

また、第4話では、平安(船越英一郎)と風早の関係も明らかになります。風早は、幼少期に父親に見捨てられたと感じて育ちました。

 

その父親こそが平安であり、風早が警察官になった背景には父親への憧れがありました。しかし、今の平安は風早を利用するだけの存在に見え、彼らの関係は非常に複雑です。

 

平安は、風早を使って雲川(山中崇)の動向を探らせていますが、その真意はまだ明かされていません。風早が平安の指示に従い続けるのは、父親への尊敬と憎しみが入り混じった複雑な感情によるものでしょう。

 

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今後の展開に期待

第4話は、複雑な親子関係や精神的な虐待をテーマにした重い内容でした。麻美の行動の背景にあった母親への復讐や、かんなの自己中心的な行動など、家庭内の問題が犯罪にどのように影響するかを描いています。

 

また、風早と平安の関係も今後の展開に大きく影響しそうです。平安が風早をどのように利用し、また風早がそれにどう応えるのか、二人の関係の行方にも注目が集まります。

次回の展開では、さらに深まる家族の闇や、刑事たちの葛藤が描かれることでしょう。今後の展開に期待しながら、引き続き物語を追いかけていきたいと思います。