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【オクトー〜感情捜査官 心野朱梨〜】第6話ネタバレ・感想と考察

第6話では、人気華道家・円山宗吾(尾上寛之)が巻き込まれた衝撃的な事件が描かれました。円山が起こした交通事故の車内からは血痕の付いた鉈とスコップが発見され、さらに記憶喪失に陥っているという異常事態。

 

円山が本当に誰かを殺害したのか、それとも他の真相が隠されているのか、朱梨(飯豊まりえ)と風早(浅香航大)の取調べが始まります。

 

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6話のあらすじ:円山の疑惑と不安の色

事故を起こした円山は、交通事故のショックで記憶喪失になっており、何も覚えていないと主張。朱梨は彼の目から見える感情の色に注目し、そこには【不安】の色が見えていました。

 

円山が演技をしているのか、本当に記憶を失っているのかを確かめるため、朱梨と風早は彼の身辺調査を行います。

 

円山が最後に電話をした相手は、ゴシップ系動画配信者であるヒシちゃんこと菱田芳郎(コウメ太夫)。彼はかつて円山の不倫スキャンダルを暴露したことで、円山のキャリアを崩壊させた人物です。円山は菱田を恨んでいたが、なぜ今になって殺害を決意したのか疑問が残ります。

【ネタバレ】事件の真相と円山の記憶

円山の過去を探ると、彼はスキャンダルや病気の影響で人間嫌いになり、弟子の三隅(坪根悠仁)以外を遠ざけていました。

 

取り調べの中で朱梨は、円山の最近の作品が以前とは異なるスタイルを持つことに気づきます。ここで浮上したのが「ゴースト疑惑」実は三隅が円山の作品を代わりに制作していたのではないかというものでした。

 

朱梨が三隅を問い詰めると、彼の目から【後悔】と【恐れ】の色が見えました。さらに、三隅が好んで使う赤いホオズキ花言葉「偽り」を通じて、円山が嘘をついているというメッセージが込められているのではないかと朱梨は推理します。

 

円山にこの疑惑を突きつけると、彼はついに「思い出した」と言い、菱田を殺害したことを認めます。しかし、彼の自供には一抹の疑念が残ります。朱梨には円山の目から一瞬だけ【敬愛】の色が見えたのです。果たして本当に彼が犯人なのか?

真犯人とその動機

事件の真相は、円山が色覚異常を抱えていたことが明らかになるにつれ、少しずつ浮かび上がります。菱田が円山の色覚異常を知り、脅迫したことに対し、三隅が激怒して菱田を殺害してしまったのです。

 

円山は、三隅が自首しようとするのを止め、自分が罪を被ることを決意します。しかし、その矢先に交通事故に遭い、記憶を失ってしまったのでした。

 

円山が三隅を庇う理由は、彼が全てを失った時も唯一見捨てず支えてくれた存在だったからです。三隅は、円山の色覚の問題を補い、花の色を見分けられるように紙を貼り付けるなどして彼をサポートしていました。この絆が、円山に三隅を守る決意をさせたのです。

 

15年前の事件の影

一方で、朱梨の両親が殺害された15年前の事件も少しずつ動き始めます。

 

朱梨は、小野寺(片桐仁)の目に、かつて見た「黒い色」を見出し、彼が両親の殺害に関与しているのではないかと疑います。風早がこの件を平安(船越英一郎)に報告すると、平安は「小野寺の件は私が預かる」と謎の言葉を残します。

 

また、風早は小野寺が15年前の事件の後、退職したとのことを知ります。朱梨の家族の事件には、警察内部の陰謀が絡んでいる可能性が高まります。

朱梨と風早の絆

今回の事件を通じて、朱梨と風早の絆も深まります。朱梨のために事件の真相を追い求めることを決意した風早は、「心野とお姉さんのために真実を突き止める」と約束します。

 

平安や小野寺、雲川といったキャラクターたちの背後に隠された闇が少しずつ浮かび上がり、物語は新たな展開を迎えようとしています。

 

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6話の感想・考察

第6話では、記憶喪失の殺人容疑者という設定を通じて、人間の感情と記憶の不確かさが描かれました。円山の感情の揺れ動きや、三隅との深い絆が際立ち、ただの殺人事件以上の人間ドラマが展開されました。尾上寛之の演技も光り、特にパステルを口に含む狂気的なシーンは強く印象に残りました。

 

また、15年前の事件が物語の中核にあり、朱梨と風早の二人がそれに向き合う姿勢も物語の見どころです。今後の展開で、どのようにこの事件の真相が明かされ、朱梨がどのように感情と向き合い、姉の紫織を救うことができるのか、目が離せません。

 

次回は、さらに衝撃的な展開が待ち受けている予感がします。事件の背景にある深い闇と、朱梨の戦いはどこへ向かうのでしょうか。今後の物語展開に期待が高まります。